子供は正直

「ねえ、ねえ、おじさん」

ある日スーパーで買い物をしていると後ろからこんな声が・・・

自分のことではないと信じながらも振り向くと

推定4、5歳の女の子が明らかに私に向かって話しかけております。

女の子は「コレあげる」と言い、冷やして食べるとおいしい

「チューチュー」の10本入りの袋を私に手渡してきました。

多分、おかあさんに「こんなの買いませんよっ!」と言われ、

棚に返すのが面倒なので私に渡したというような

流れだとは思うのですが・・・

そんなことより、私にはもっと気になることが!!!

怪しい人と思われるかも・・という周りの視線を振り払い

女の子に話しかけました。

「(チューチューをもらって)ありがとう~。君、いくつかな?」

女の子  「4つ」

「お兄さんはおじさんじゃないよ~、お兄さんと・・・」

と、言った所で女の子は危険を察知したのか、走り去って行きました。

追いかけてほっぺを「ぐにぃ~~~」と

ひねってやろうかとも思いましたが、やめておきました。

しかし、後でよく考えると、その子が20歳になった時、私は40代後半。

りっぱなおじさん・・その子からすると、へたすりゃおじいちゃんです。

子供って結構正しいこと言うなぁ~~と思いながら、

夜空を見つめ家路につきましたとさ。